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次世代を担う注目のビジネスリーダーのご紹介。(現時点では1980年代以降生まれの方々を対象にしています)

矢島里佳さん
「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」という想いを胸に、『0から6歳の伝統ブランドaeru』を創業。消費者、生産者、メディア、行政・・・社会の全てが後押しする新時代の共鳴型ビジネスを実現
■新着ニュース
○最新のメディア情報
・PRESIDENT Online「なぜ赤ちゃんはいいものを触っただけでわかるのか」(2014/11/06)・岡村製作所webマガジン「WAVE」 “自分らしく今を生きる人たちに、インタビュー”「日本の伝統産業で新しい文化を創る」(2014/11/04)
○NHK WORLD”Tradition Meets the Future”に登場(2014/10/10)
※放映内容は、画像をクリックしたリンク先で見ることができます。
○新著「和える-aeru- (伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家)」
2014/07/17発刊
2014/07/17発刊

「日本の宝物に、なんで大人たちは気づかないんだろう?」
業界の常識を打ち破った、若手ベンチャー経営者の挑戦記
「和える」の活動は、NHK総合「おはよう日本」、NHK Eテレ「Good Job!会社の星」、日本テレビ「NEWS ZERO」「スッキリ!!」、TBS「夢の扉+」、フジテレビ「ニュースJAPAN」など、各種メディアで話題となっている。
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価 格: 1,512円、出版社: 早川書房、
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「和える」内特設ページはこちら
Amazon販売ページはこちら
■矢島里佳さんのここに注目

19歳の頃から、日本の伝統文化を次世代に繋げる取り組みをしたいと考えるようになり、JTB会報誌の全国の若手伝統作家を紹介する連載を通じて、「乳幼児や子ども向けの伝統産品」という新たなジャンルに着眼する。この事業モデルで「学生起業家選手権」(東京都主催)優勝など、さまざまな起業家コンテストで入賞。卒業に合わせて起業を決意。2011年、株式会社和えるを設立、代表取締役就任。
2012年には、「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」をコンセプトに、自社ブランド“0から6歳の伝統ブランドaeru”を立ち上げ、日本全国の職人と共にオリジナル商品開発を手掛けるとともに、伝統技術や商品をマーケットと繋いだり、新たな可能性提案を手がける「和のコンシェルジュ」などを事業の中核に置く。
aeru初のオリジナル商品「徳島県から本藍染の出産祝いセット」は、「第6回キッズデザイン賞」の審査委員長特別賞を受賞するなど、早くから注目を集める。その後、3つの産地の競作による「こぼしにくい器」、和紙のボールなど、独自のコンセプトとデザイン性を追求した新商品を次々提案。伊勢丹など有名百貨店などのコラボ商品やイベント出店も多数。
さらにこの事業が、日本独自の産業である伝統産業の活性化、伝統産業の後継者育成、子どもたちへの自国の伝統教育・感性教育、日本文化の海外発信、地方の雇用創出、地域の活性など、現代の日本が必要とするさまざまな社会価値を含有していることから、非常に広範から高い注目度を誇る。メディアへの登場やゲスト招聘の数は、スタートアップベンチャーとしては群を抜き、さらに地方自治体との連携や行政からの依頼案件も多い。
■クローズアップ
【1】TVチャンピオン2「なでしこ礼儀作法王選手権」優勝

【2】AO入試、マナー本などの著書発刊
慶應義塾大学法学部政治学科への入学経験に基づく、AO入試に関する著書「やばい!戦略的AO入試マニュアル」を大学1年生(19歳)の時に発刊。この著書は彼女からの持ち込み企画で、あらゆる出版社に飛び込みでアプローチした。しかも単なる企画書ではなく、書籍一冊分にあたる約7万5千字分の文章を原案として書き上げてから、提案しにいったという点が非常に特筆的。さらにその年の6月に2冊目のAO入試対策本、2011年にはマナー本コミックエッセイも発刊する。このマナー本コミックエッセイは、電子書籍化もされ、同時にAO入試やマナーに関する講師や執筆などの依頼も増え、さまざまな企業・社会人との接点が拡大するようになる。【3】大手旅行会社での連載が大きな分岐点に

既に「伝統産業の衰退」が言われて久しい状況で、「日本独自の技術である伝統産業が、なぜ衰退しているのか?」を模索していくことになる。この頃、ひとつの連載を始めることになり、これが今に通ずるビジネス着眼の大きなヒントになった。
その連載とは旅行業最大手JTBの顧客向けに新たに発行した会報誌内で、伝統産業の注目若手職人を紹介するというもの。ここで全国各地の伝統産業に携わる方たちを訪れ、ネットワークを広げるとともに、砥部焼の大西氏の作品と出会い「子ども向けに特化した伝統産業品」という新たなジャンル確立を期することとなった。
【4】ビジネスコンテストで注目され起業を決意

前者では特別賞 東京産業人クラブ賞、後者では最上位表彰となる優秀賞を受賞。当時はまだ就職も意識しながらの活動だったが、これらの受賞を経て起業を決意することに。そして2011年3月に株式会社和えるを創業。代表取締役に就任する。
一方でこのビジネスの学問的なアプローチをさらに深めるため、経営者としての見識を広めるために、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科の修士課程へ進学することに。
【5】商品第一弾は「徳島県から本藍染の出産祝いセット」

これは、江戸時代から続く伝統的な “天然灰汁発酵建て” で作られたこだわりの本藍染を手掛ける、徳島の矢野氏と出会ったときから、ひそかに構想として温めていたもの。藍染めの持つ、抗菌作用、紫外線遮蔽、防虫、防臭、保温、保湿、などといったさまざなまな効用と、本物の持つ色の美しさや質感。「0から6歳の伝統ブランド」を掲げる和えるの目指すコンセプトを最も分かりやすく伝えられる商品であり、その開発には心血を注いだ。その甲斐あって販売前から予約注文も入り、販売直後から多くのメディアから紹介され、全国から注文も相次いだ。
【6】デザイン性の高さ、新たなライフスタイルを提唱

ここで要の役割を果たすのが、著名デザイナーである太刀川英輔氏(右下写真一番右)の存在。和えるの目指すものに共感した、彼の独特の感性やデザイン力と、矢島氏の着眼力・発想力が上手に融合し、同社独特のセンス溢れる商品群を形成していった。例えば現在の主力商品の一つである「こぼしにくい器」などは、まさにそのコラボレーションが体現された製品である。
また「徳島県から本藍染の出産祝いセット」は、2012年「第6回キッズデザイン賞」で審査委員長特別賞受賞するとともに、同年香港で開催された「Design for Asia Award 2012」でSilver Awardを受賞するなど、そのデザイン力は国内外で評価されるものとなっている。
【7】和えるならでは「共鳴性」高いビジネスモデル

そして現在、全国の若手伝統作家との繋がりは150名以上。いずれも矢島氏の理念や感性への共鳴と、親しみやすい人柄に魅かれて繋がりを深めてきた。またテレビ、新聞、雑誌など、メディアへの登場頻度が高いのも、大きな強み。メディアに出たり講演をするたびに、共感しファンになり購買に結び付くという、今までにない「共鳴型ビジネス」を実現しつつある。(※写真は株式会社和える1周年パーティから)
■aeruブランドの商品
・本藍染めの 出産祝いセット、タオル (徳島県)
・こぼしにくい器 山中漆器 (石川県)、砥部焼 (愛媛県)、大谷焼 (徳島県)
・湧き水で漉いた和紙のボール (愛媛県)
・草木染のブランケット (京都府)
・桜の木のはさみ (宮崎県)
※日々全国の伝統産業関係者から多くの依頼があり、さまざまなコラボレーションのカタチを模索。今後も次々に新商品を投入していく予定。
■会社名の「和える」に込められた意味

さらにロゴにもこだわりが。今までの日本の伝統をあらわす赤い日の丸、そして日本の伝統の新しい可能性に挑戦するようにして少し飛び出ている七宝柄の円で構成されているこのロゴの最大の特徴は、二つの円がどのようにずれてもいいということ。七宝柄の円が、日の丸から右上にも左下にも飛び出すことさまが「思いもよらない動きをする子どもたち」をイメージしている。
■矢島里佳さんの想い、メッセージ
▼日常の中にもっと「手仕事」を感じられる場所を作りたい。和えるのホンモノの定義は、”本“当に子どもたちに贈りたい日本の“物“=ホンモノ。無機質なもので子どもたちの周りを固めてしまうような社会にはしたくない。

ものづくりから始まった和えるだが、これからは「職人さんに逢える和えるツアー」などを実施し、実際に和えるの商品を作っている職人に会い、ものづくりを経験し、ものづくりの魅力や難しさ、人がモノをつくっているという根源的なことを親子で体感出来る環境づくりも行って行きたい。

▼株式会社和えるならびに自社商品の数々は自分の子どものような存在。親御さん方がお子さんの未来のため深い愛情を注いでいくように、私も同じ想いで「和える君」に愛情を注いで一生懸命に育てて行く。最初は一人で育てていた和える君も、2歳と少し経った今ではいろんな人が一緒に育ててくださるようになってきた。子育ては本来は社会全体で行ってきたもの、これからも和える君をみなさんと一緒に育てて行きたい。
矢島里佳さんプロフィール
矢島 里佳 (やじま りか)

慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科卒。
職人の技術と地方の魅力に惹かれ、19歳の頃から日本の伝統文化・産業の情報発信の仕事を始める。「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」という想いから、2011年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業と同時に株式会社和えるを設立。幼少期から職人の手仕事に触れられる環境を創出するべく、子どもたちの日常品を日本全国の職人と共につくる“0から6歳の伝統ブランドaeru”を立ち上げる。また、職人の技術を用いたオリジナル商品・イベント企画、講演会やセミナー講師、雑誌の連載、書籍出版など、和のコンシェルジュとして幅広く活躍している。
・和える公式Facebookページ http://www.facebook.com/aeru.jp
・和える公式twitter https://twitter.com/aeru_
・矢島里佳公式twitter https://twitter.com/Rika_Yajima
最近のテレビでの紹介
○2014/07/15 NHK BS プレミアム『イッピン』 「ぽってりやさしい 家族の器~愛媛 砥部焼~」
○2014/04/29 日本テレビ「NEWS ZERO」、「桐谷美玲 my generation」のコーナーで紹介。桐谷美玲さんとのやりとりは動画でご覧になれます

※日本テレビ NEWS ZEROより
○TBS「夢の扉+」(2013年8月18日放送)「職人の技を“育児用品”で未来へ!」
○フジテレビ「ニュースJAPAN」(2013年8月1日放送)「Nの法則 逆転の発想 赤ちゃんが伝統を救う」
■会社概要
商号 | 株式会社和える |
---|---|
所在地 | 〒106-0031東京都港区西麻布3-5-2 |
代表者 | 矢島 里佳 |
資本金 | 500万円(2013年7月現在) |
設立 | 2011年3月16日 |
事業内容 | ・日本の伝統産業の技術を用いた商品の企画、開発、販売 ・日本の伝統産業の職人の技術を活かしたイベントの企画、制作、実施 ・弊社の知見や和えるノウハウを用いた、和えるプロデュース事業 |
ホームページ | http://a-eru.co.jp/ |
■連載履歴
2009年~2011年『栞 -和’s worth-』連載(JTB西日本 旅物語)
2009年12月「なでしこりかのとうきょう和デート指南」(マイナビニュース)
2011年 週刊朝日『なでしこりかの至福の一品』連載(朝日新聞出版)
■表彰/受賞一覧
○ 学生時代
2007年 TVチャンピオン2「なでしこ礼儀作法王選手権」優勝(テレビ東京)2009年 ふくいブランド大使就任
2009年 徳島活性化コンテスト 奨励賞受賞
2009年 2009キャンパスベンチャーグランプリ 東京産業人クラブ賞受賞(日刊工業新聞)
2010年 2010学生起業家選手権 優勝(東京都)
2010年 日本・中国青年親善交流事業派遣団員に選出・日本代表青年として中国へ渡航(内閣府)
2011年 第4回鯖江地域活性化プランコンテスト 優勝・オーディエンス賞ダブル受賞
○ 起業後/プロダクト表彰
2012年 「第6回キッズデザイン賞」審査委員長特別賞受賞『本藍染出産祝いセット』(日本)2012年 「Design for Asia Award 2012」 Silver Award受賞『本藍染出産祝いセット』(香港)
■著書一覧
「その常識もしかして非常識?! 自分を魅せる本当のマナー」 高陵社書店、2011/4/28、1,155円
「AO(FIT)入試で慶応大学法学部に合格する!!」 エール出版社、2008/6/18、1,365円
「やばい!戦略的AO入試マニュアル」 ゴマブックス、2008/3/21、1,575円
※「BABY GIFTS 100」(阪急コミュニケーションズ:2012/10/12)にて、aeru本藍染出産祝いセットを紹介
※「日本をソーシャルデザインする」(朝日出版社:2013/4/25発行)にて、株式会社和えるを紹介





■講演履歴
2013/07/11 慶應義塾大学商学部牛島研究会「20代前半で独立した人」にて、パネリストとして登壇
2013/07/09 ニッセイライフプラザ丸の内「21世紀のライフスタイルを日本の原点から生み出す」対談
2013/07/08 弘前市商工振興部商工振興課物産振興室「これからの成長産業は、日本独自の伝統産業」講演
2013/06/12 経済産業省「新事業創出支援シンポジウム & Connect!~Jump Start NIPPON~」登壇
2013/06/07 ”働き方の未来”フューチャーセッション:「未来の働き方:コミュニティとともに働く」対談
2013/06/06 第19回Morning Pitchにて事業発表
2013/05/14 慶應義塾大学「新事業創造ワークショップ」講演
2013/04/15 京都大学「社会医学」講演
2013/04/13 「Youth Venture Weekend アショカ・ジャパン」講演
2013/03/02~06 スペイン(マドリッド、バレンシア、バルセロナ)国際交流基金(外務省独立行政法人)のセミナー講演
※その他過去講演一覧はこちらから
■Webメディアリンク
○インタビュー/座談系
・Greenz.jp 求め続けることで日本の伝統産業は進化する。「和える-aeru-」の新たなライフスタイルを生み出す挑戦(2013/06/24)・和風通信 和える(aeru)矢島里佳×日本交通 川鍋一朗 「和のおもてなし」を語る(2013/06/05)
・日刊工業新聞 ベネッセホールディングス社長 福島保氏×和える代表 矢島里佳対談「起業のチカラアントレプレナー対談-伝統と感性教育-」(2013/01/07)
・Greenz.jp 「子どもの頃から日本伝統のホンモノに触れてほしい」という思いからつくられたベビー・キッズブランド「和える-aeru-」(2012/04/09)
・田中嘉が、聴く。勝屋久さん高須賀宣さん矢島里佳さん対談インタビュー(2011/07/21)
○時評/クローズアップ系
・朝日新聞デジタル「ひとりで起こす:2 戦略支える、経営のプロたち」(2013/05/30)・フジサンケイビジネスアイ 女性起業家増える「地殻変動」日本公庫の融資額、件数も増加(2013/04/29)
・和風通信 現役大学院生 矢島里佳が経営「和える」の本藍染出産祝いセット(2012/05/14)
・ビジプラ 「子どもに届けたい日本のホンモノ」を社会に発信する株式会社和える。その設立1周年および新ブランド/新商品発表を兼ねたパーティを開催(2012/03/31)
※その他過去メディア掲載一覧はこちらから
最近の主なトピックス
○第1回ベンチャー有識者会議のメンバーとして登壇(2013/12/4)
※以下のような蒼々たる顔ぶれの一員として選ばれています。
伊佐山 元:WiL 代表 (元 DCM パートナー) / 冨山 和彦:(株)経営共創基盤 代表取締役
孫 泰蔵:MOVIDA JAPAN(株) 代表取締役 / 南場 智子:(株)ディー・エヌ・エー 取締役 ファウンダー
長谷川 博和:早稲田大学ビジネススクール 教授 / 堀 義人:グロービス経営大学院 学長
御立 尚資:ボストンコンサルティンググループ 日本代表 / 矢島 里佳:(株)和える 代表取締役
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