自転車の走行距離、スピード、カロリー消費などの計測が行えるサイクルコンピューター略してサイコン。ロードバイクやクロスバイクといったスポーツタイプの自転車に取り付けてデータ計測を目的としたアイテムです。
サイコンの値段は機能にもよって異なりますが、ピンキリ。安いものは1000円弱で購入が可能。したがって、データ計測のためというわけではなく、今自分の移動速度がどれくらいなのか?または今何時なのか?といったリアルタイムの指標を知るための目的で購入する人も珍しくありません。
そこで今回は初心者から上級者までおすすめのサイコンをピックアップして紹介!サイコンの選び方なども紹介しているので参考にご覧ください。
初心者おすすめサイコン(安いものから紹介)
自転車サイクルメーター
搭載機能 | 速度測定、防水 |
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価格 | 670円 |
評価 |
激安なサイコン(速度計)ですが、しっかり防水機能がついています。価格が安すぎるので試しに購入するというレベルでも良いでしょう。取付も簡単ということもあり、レビューも高評価。バックライトはついていないので夜間の走行中の確認はほぼできないと思って良いでしょう。
見た目はシンプルでどう見ても簡易的サイコンにしか見えないので盗まれる確率も非常に低いでしょう。
サイクルコンピューター YKS 防水
搭載機能 | 速度測定、防水、バックライト |
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価格 | 1304円〜 |
評価 |
モード設定で現在の走行速度以外にも平均ペースやMAX速度等の計測が可能なサイコン(速度計)です。バックライトがついている為、夜間に走行する方も不自由なく使用することが出来るのが好ポイント。値段も1000円台とお手頃。
サイクルコンピューター 高性能8モード8〜29インチ対応
搭載機能 | 速度測定、バックライト、防水 |
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価格 | 1450円〜 |
評価 |
防水機能が付いている為雨天時の走行でも問題なく使用することが出来ます。また取り付けが簡単に出来て、ワンタッチで着脱が出来る為、サイクルコンピューターの盗難を防止することが出来ます。有線接続タイプなのでホールにケーブルが絡まないように多めに結束バンドを用意するかビニールテープ等で補強しておきましょう。
サイクルコンピューター SD-563B
搭載機能 | 走行距離、速度測定、防水、バックライト 温度計、ストップウォッチ |
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価格 | 1180円 |
評価 |
有線接続タイプのサイクルコンピューター(速度計)になります。走行距離、速度、最大速度、ストップウォッチ、温度といった多機能に加えてバックライトや防水機能が付いているのにも関わらず、1200円以内で購入できるのはかなり優秀。
普通のサイクルショップでは2,000円を超えてもおかしくありません。難点を上げるとすると取付方法や説明書は検索が必要になります。
キャットアイ VELO WIRELESS+ CC-VT235W
搭載機能 | 走行速度/平均速度/最高速度/走行距離 積算距離/走行時間/消費カロリー/時刻 生活防水/バックライト |
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価格 | 4360円〜 |
評価 |
キャットアイ社から出ているサイクルコンピューターです。ナイトモードを搭載しており、夜間の走行でも画面が見えるように設計されています。消費カロリーが表示されるなどフィットネス志向の方にもおすすめ出来ますが、車体への固定方法が結束バンドのみの為、どこかで外れてしまう心配があります。強力な両面テープなど自分で用意することで解決できます。
キャットアイ サイクルコンピューター QUIK CC-CRRS100W
搭載機能 | 走行速度、走行時間、走行距離、 平均速度、最高速度 、積算距離 、 時計、生活防水 |
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価格 | 6,280円〜 |
評価 |
自転車部品の大手メーカーのキャッツアイから出ている、特徴的な形でおしゃれなサイクルコンピューター(速度計)です。日中でも数値が確認しやすい反転液晶を使用していて表示される数字のサイズも大きいなど便利な仕様となっています。バックライト機能がない為、昼間専用と割り切る必要があります。
取り付け面積が小さく、あれこれ装備しているロードバイクやクロスバイクにもうまく取り付けられるメリットがあります。機能は少ないですが、スマートさからAmazon、楽天、Yahooでは星4以上の評価を得ています。
GPS搭載の本格派のおすすめサイコン
CYCPLUS GPS
搭載機能 | スピード、タイム、距離、獲得標高 積算距離、積算時間、時刻、IPX6防水 |
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価格 | 2,858円 |
評価 |
GPS機能による移動距離、速度計測となるのでマグネットやセンサーが不要。このサイコン(速度計)を取り付けるだけで機能が使える優れものです。
ただ、GPSによる計測なので長いトンネルや電波の混雑によって正しい計測ができない場合もあります。街乗りなどで時間と速度測定がわかれば良い程度ならこのサイコン(速度計)が無難でおすすめです。
XOSS G サイクルコンピュータ
搭載機能 | 防水、バックライト、GPS 現在の速度、走行時間、現在の走行距離 現在の心拍数、現在のケイデンス、平均速度 標高、勾配、平均心拍数、平均ケイデンス 最大速度、現在の時間、総走行距離 最大心拍数、最大ケイデンス |
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価格 | 2990円〜 |
評価 |
スマホと連動するタイプのサイクルコンピューター(速度計)になります。GPSも搭載しており、距離の正確な計測に加え、現地の夜間になると自動でバックライトモードになるなど有り難い機能もあります。防水機能はIPX7防水と高水準の機能(1m水没しても30分は浸水する心配がないとされる)を持っています。
品質的に盗まれやすい対象なので長時間駐輪場に停めておく場合はサイコン(速度計)は取り外して持ち歩きましょう。
XOSS G+ GPS サイコン
搭載機能 | 現在の速度、走行時間、現在の走行距離、現在の心拍数、現在のケイデンス、平均速度、標高、勾配、平均心拍数、平均ケイデンス、最大速度、現在の時間、総走行距離、最大心拍数、最大ケイデンス表示、防水 |
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価格 | 4950円〜 |
評価 |
速度、走行時間、走行距離、心拍数、ケイデンスといった基本データに加えて平均速度、高度、斜度、平均心拍数、平均ケイデンス、最大速度など15種類にわたるデータを記録できるサイコン。GPS性能も高くGoogleマップと遜色なく使用することができます。また、Bluetooth対応でスマホによる管理もできるとガジェット好き自転車乗りにはピッタリの速度計です。
多機能で品質が高いので自転車から離れる際は必ず取り外して持ち歩くようにしましょう。
サイコン COOSPO BC107
搭載機能 | 速度測定、防水、バックライト、GPS、心拍計 |
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価格 | 5980円〜 |
評価 |
紹介してきたサイクルコンピューターの中では5980円と非常に高価に感じてしまうかもしれません。このサイコンの優れたところはビルの谷地や山奥で使用してもGPS情報を受信できるというところにあります。また、バッテリー容量も他と比べ物にならず、最大28時間の連続稼働が可能。加えて防水。
街乗りのみであればそこまでの機能は不要ですが、ロングライドや山道を走行する方にはおすすめ。レースに参加する、バックパッカーとして旅をすることがあるといった人におすすめです。
Wahoo (ワフー) ELEMNT BOLT
搭載機能 | 速度測定、防水、バックライト、ナビ、GPS |
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価格 | 38,500円〜 |
評価 |
ナビゲーション機能が付いているので始めてきた地域でも迷わずに走行することが出来ます。言うまでもなく本記事で紹介する中で最高峰のサイクルコンピューターになります。ぱっと買える金額ではないですが、デリバリーの配達員になるなど元をとれる可能性があるのであれば購入をおすすめします。
ただ、値段が高いので余裕がある人に購入をおすすめします。
そもそも速度計(サイクルコンピューター・サイコン)とは?
速度計「サイクルコンピューター(サイコン)」とは?
サイクルコンピューターとは略称サイコンと呼ばれており、走行中の速度・距離・消費カロリーを測定できる道具です。馴染みの無い方は「速度計」と呼ぶのでは無いでしょうか。実際にショップに行った際も「速度計が欲しい」といえばサイコンを紹介してくれますよ。サイコンは測定出来る数値の種類が多くなれば多い程高価になります。
速度計「サイクルコンピューター(サイコン)」を使うメリット
速度計「サイクルコンピューター(サイコン)」を使う事で走行中のデータを可視化することが出来ます。データを可視化する事で、目標が明確になりモチベーションが上がったり、達成した時の達成感が得られます。

通勤通学時の利用でもサイコンがあるとこの速度で進めば何分に着く!といった使い方もできるよ
サイコンはダイエットにも役立つアイテム!
膝等の関節への負荷を考えてダイエットにウォーキングやランニングではなくサイクリングを選ぶ方が増えてきています。そんな方には心拍数が測定出来るサイクルコンピューターをおすすめします。心拍数は運動強度の目安になり、適正な運動強度で運動を行う事が出来ます。目安になる強度は以下になります。
最大心拍数に対する% | トレーニング目的 |
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90%~100% | 瞬発力・運動機能向上 |
80%~89% | 筋力・基礎代謝量向上 |
70%~79% | 持久力向上 |
60%~69% | 脂肪燃焼・体重減量 |
~59% | ウォーミングアップ |
最大心拍数は「最大心拍数=220-年齢」で求めることが出来ます。
30歳の方がダイエット目的で運動する場合は114拍~131拍を目安に運動すると良いという事です。
最大心拍数の60%の運動とはランニングであれば会話を楽しむことが出来るくらいの速度が目安になります。目安以上の心拍数になった場合は瘦せないという事ではなく、余計に疲れてしまうので効率的ではないとく意味合いになります。
ながらスマホ防止!単純な時間把握にも
安物の速度計(サイクルコンピューター)でも時計くらいは見ることができます。自転車に乗りながら動作なく時間が見られるというのが意外と便利でスマホをちょっと取り出して覗くといった危険行為も避けられますし、腕時計を見る際に片手運転になるリスクも回避できます。バックライト搭載なら通勤通学の帰り道に重宝するのでおすすめです。
速度計は盗まれる対象なので注意
サイコン(速度計)を盗む人は一定数います。そのため、自転車から離れる際はサイコン部分を取り外して持ち歩くようにしましょう。ほとんどのサイコンは持ち運びを基準としているので取り外ししやすい仕様となっています。
機能で速度計「サイクルコンピューター(サイコン)」を選ぶ


速度計測機能
走行中の速度を測ることが出来ます。速度を測ることで自分のスピードが上がったか下がったか一目で分かるので自分の成長度を可視化することが出来ます。また目的地への到着時間への目安に使ったり、サイクリングコースにある速度制限守るなど安全な走行の目安に出来ます。
ケイデンス計測機能
ケイデンスとは1分間にペダルを何回転回したかの数値になります。長距離を走る為のケイデンス管理のコツは常に一定の回転数を意識することです。坂道を上がる場合はギアを落とす事でケイデンスを保ちやすくなることからギア操作が適正かの目安になるとも言えます。



余談ですが、上記の事を踏まえると某自転車マンガで主人公に「もう30回転ケイデンスを上げろ‼」というオーダーは結構、無茶苦茶なオーダーということが分かりますね。
GPS機能
GPS機能がついているサイクルコンピューターは走行したルートの振り返りができたり、ナビゲーション機能があるモデルならば目的地へのルートを表示してくれます。
心拍数
上述したように心拍数を測ることで正確な運動強度でトレーニングを行うことが出来ます。また運動強度の目安以外にも、自分の体調を測る目安にもなります。極端な例ですが、平地で30㎞での走行が普段であれば120拍のところ150拍まで上がっていた等、普段では有り得ない数値が出てきたら走行の中止も検討出来るなど、体調を測る指標にもなります。
防水機能
皆様、自転車に乗っていたら突然雨に見舞われたという経験はないでしょうか?防水機能が付いていなけれなその時点でサイクルコンピューターは壊れてしまいます。とくに勾配を楽しむために山に入る場合は気候変化が頻繫に起こるので防水機能はマストの機能と言えます。
防水機能には「IPX」という等級がありアルファベットの後にくる数字が高い程、高い防水性能を持っているということになります。等級にも注意しながら選んでおきましょう。
バックライト機能
夜に走る機会がある方はあった方が良い機能になります。私自身も一時期バックライトがないサイクルコンピューターを使用したことがありますが、夜間走行中に数値を確認が非常に困難でした。目を凝らせば微かに数値を確認出来ましたが夜間走行中にサイクルコンピューターに意識のすべてが行くことは事故を引き起こすリスクが大きいです。夜の走行は昼間よりも危険が伴いますので、是非バックライト機能があるものを選びましょう。
接続タイプで速度計「サイクルコンピューター(サイコン)」を選ぶ
有線接続タイプ


本体とフロントフォークに付けたセンサーを有線でつないでいるサイクルコンピューターの事を指します。直接つながっている為、混線を起こしたり接続不良を起こしたりしない事が大きなメリットです。設定が比較的に簡単なので、機械の設定等に自身がない方は有線接続タイプを選ぶと良いでしょう。
ワイアレス接続タイプ


本体とセンサーを無線でつないでいるタイプになります。何となくコード類が散らかるのが好きではないという方におすすめです。美観性だけではなく走行中にケーブルが引っ掛けてしまうというリスクがなくなります。ホイールに専用の小さい磁石を取り付け、ホイール側にセンサーを取り付ける仕組みとなっています。
おすすめのサイコン・速度計まとめ
サイコンに拘らずスマウォを選ぶ選択も
どのサイコンもスピードを計測する機能がついているので単純な速度計を求めるなら安いものを選んで良いでしょう。GPS機能などプラスの機能をつけていくと価格が上がっていくので用途と予算に応じて選ぶと良いでしょう。
場合によってはスマートウォッチをつけていた方が安上がりということもあります。機能をそれぞれ分ける選択肢も覚えておくと良いでしょう。