テラリウムを始めるにあたって、様々な道具が必要になりますが本記事ではテラリウムの容器にフォーカスを当てて紹介を行っています。テラリウムの容器はフタ付きがいいのか?100均で揃えていいのか?等内容としてはテラリウム初心者向けになっています。
テラリウムの容器はなんでも良い!?
テラリウムの容器は極論、なんでもOKです。100均の容器やスイーツに使われていたガラスの容器などでも問題ありません。ただ、植物が見えること、ソイル(用度)に水分を足しても水漏れしないことが前提として必要になります。
斜めの切り口のボトル水槽
近年テレビでもテラリウムが取り上げられることが多いですが、このような球型で斜めに切りとられたものが画面に映ることが多くこの容器を求める人も多いのではないでしょうか?レイアウトの中を覗くような構図で作成できるので小さなボトルの世界に芝生を敷き詰めるといった構図もしやすいです。また、ボトルが斜めに切り取られているため、霧吹きやレイアウト調整がしやすいメリットを持ちます。
キューブ型
プラスチック容器はガラス容器に比べると透明度が低いですが、ガラスよりも破損リスクが少なく、軽い為手入れが比較的に簡単になります。
フタ付きか?フタ無しか?
テラリウム容器は素材と同様にフタ付きかフタ無しかが重要になります。選び方の基準としては育てる苔の種類によって向き不向きが出てきます。それぞれの特徴を紹介します。
クローズド式

完全に密閉した状態で苔を育てるスタイルです。クローズド式は密閉した容器で育てる為、高い湿度を維持しやすい方法になります。揮発性が低い為、水やりの頻度は少なくても大丈夫です。
高い湿度はメリットでもありますが、デメリットでもあります。その高い湿度は自然界ではあり得ない状況です。そういった状況下では苔に徒長や葉の色が抜けたりと弊害を引き起こします。
- ヒノキゴケ
- タマゴケ
- オオシラガゴケ
- ツルチョウチンゴケ
- ムチゴケ
セミオープン式

セミオープン式はフタ付きではありますが、完全密閉された容器という訳ではありません。セミオープン式は初心者には向かず中級者向けの育て方になります。理由としてはは植え付けをしっかりとする必要がある為で、作成の経験が多少必要となるからです。
フタ付きの容器を使用する為、クローズド式に見た目は似ていますが、セミオープン式はフタと容器の隙間に2㎜~10㎜程のすき間を開けておく必要があります。一見そんな隙間程度で変わるのか?と疑問を持つ方もいると思いますが、隙間の有無で苔が徒長しなかったり、容器が曇りにくい等の違いが生まれます。揮発性が高まる為クローズド式に加えると、水やりの回数は増やす必要があります。
- ホソバオキナゴケ
- アラハシラガゴケ
- カモジゴケ
- コウヤノマンネングサ
- タマゴケ
オープン式

オープン式は容器にフタをしないで行うテラリウムです。フタをしない事でメンテナンスがし易い反面、メンテナンスの難易度がかなり高くなります。クローズド式、セミオープン式は容器の中の湿度が管理し易いですが、オープン式は乾燥し易い為水やりの頻度が多くなります。
オープン式のテラリウムは管理が難しいですが、上からも苔を鑑賞したい場合は挑戦してみてはいかがでしょうか。
- スナゴケ
- ハイゴケ
おすすめの容器サイズ
テラリウムでおすすめの容器サイズ
テラリウムの容器は何㎝から~何㎝までという決まりはありません。とは言え大きすぎても手に余り、小さすぎても作業が細かくなり難易度が上がります。サイズに迷った時は容器の直径が8㎝~10㎝程の容器がおすすめです。
選びに100均は優秀?
テラリウムの容器選びに100均は優秀?
上述したようにテラリウムの容器は透明であれば何を使っても大丈夫です。専門的なショップで購入すれば間違いはないですが、初心者の内から高額な容器を購入し続けるのは少し気が引けるでしょう。
そこでおすすめしたいのは100円均一での購入です。100均ではテラリウムの専門用品を置いている店舗は中々ないですが食器コーナーにあるグラス等を容器として利用することが出来ます。
まとめ
いかがだったでしょうか。テラリウムを始めるに当たっての容器は何を選んでも構いません。とは言えサイズはフタの有無によって難易度が上下します。数をこなして上達して来た際には大きい容器や極小の容器など難易度の高いテラリウムに挑戦してみてはいかがだったでしょうか。